Case Details詳細

作品紹介

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  • 家族構成: 夫婦、子供二人
  • 用途: 専用住宅
  • 所在地: 大分県大分市
  • 構造: 木造 在来工法
  • 設計: 伊藤憲吾建築設計事務所
  • 写真: 原大地(原大地ケンチク設計室)
  • 施工: 新成建設
  • プロデュース: 建てようネット
  • Copyright ©: 2020 Ito Kengo Architects All rights reserved
  • 大分市の高台に建つ住宅である。
    景色の良い土地を探して見つけた敷地は、西側に傾斜を持ち、いつの時か道路ができたことによって取り残された丘上の敷地である。一見すると建設が難しいようにも思える土地であった。

    この敷地からは西側に山(高崎山)のある景色が望め、夕陽が山に沈む美しい景色が見ることができる。しかし、九州・大分では西日は暑さを伴うものでもあり、景観を目指して大きく開くことは危険も伴う。よって景色は様々な切り取り方をすることで日射のコントロールをしやすく、様々な角度の景観を楽しめるように計画した。西日の暑さもあるが、夕日の普遍的な美しさを建築として捉えたかった。

    スキップフロアにすることで様々な高さの景観が楽しめることとなり、敷地の形状となじませるように3つのボリュームを配置した。
    南側には玄関となるボリュームがあり角度を少し振っている。そうするることで中間のボリュームに光を落としやすくなる。目前の竹林も借景として望める。
    中間のボリュームには吹き抜けを設け、太陽光の角度を計算した開口部と軒を設けている。
    北側のボリュームは床下空間を合わせ3層の縦長のボリュームとなり、最上階は特別な景観を楽しむことができる。床下空間は敷地の傾斜により生まれている。
    内外で立体対角線を楽しめる建築となった。

    金額高騰を続ける建築物価市場において、素材の選定は安価なものが中心となった。波板板金、モルタル、ラワンベニヤ、Pタイル、量産型クロスなどである。空間は素材で囲まれることで生まれるのだが、素材の扱い方で空間は変わる。要所のディテールを丁寧に考えることで、美しい光と影を生むことができた。空間バランスが非常に高いと自負している。

    敷地形状と時勢の中で、ここに住まう家族らしさが形となった住宅である。

    <設計概要>
    所在地/大分県大分市
    主要用途/専用住宅

    設計
    建築設計 伊藤憲吾建築設計事務所
     担当/伊藤憲吾、河野秀一
    原大地(元スタッフ)、室宏(元スタッフ)

    施工
    新成建設株式会社

    写真撮影
    原大地(原大地ケンチク設計室)

    構造・工法
    主体構造 木造在来工法

    規模
    階数 地上2階建て
    敷地面積 332.47㎡
    建築面積 61.07㎡
    延べ床面積 106.61㎡

    工程
    設計期間
     2018年08月~2019年06月
    工事期間
     2019年07月~2020年03月27日

    外部仕上げ
    屋根/シート防水
    外壁/カラーガルバリウム鋼板小波張り
    開口部/断熱サッシ

    内部仕上げ
    主室
    床/オーク無垢フローリング
     モルタル金ゴテ
     Pタイル
    壁/ クロス貼り
    天井/ クロス貼り

    設備システム
    空調 冷暖房/エアコン(別途)
       換気/第三種換気
    調理機器 LPG
    給排水 上水道、浄化槽
    給湯 エコジョーズ