Case Details詳細

作品紹介

K.R.P-102

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  • 家族構成: 賃借人
  • 用途: 賃貸住戸
  • 所在地: 大分県大分市
  • 構造: 鉄筋コンクリート造
  • 設計: 伊藤憲吾建築設計事務所 担当/伊藤憲吾、森悟
  • 写真: 森 悟
  • 施工: 株式会社 是永ホーム
  • プロデュース: IKA
  • Copyright ©: 2024 Ito Kengo Architects All rights reserved
  •  

    K.R.P-102

    (K リノベーション プロジェクト-102)

     

    <コンセプト>

    賃貸住戸1室のフルリノベーションの計画です。

    依頼があった時点で内部の撤去はお施主様によって解体がされており、スケルトン状態から計画をスタートすることになり、躯体の状況などが分かるため、改修工事で起きがちな想定外の状況が少なく、スムーズに計画を行うことができました。

    既存RC躯体は比較的良い状況でした。おそらくは1階にあったことで型枠が奇麗な状態であったのではないかと思われます。型枠は転用使用をすることで徐々に表情が荒れてしまいます。

    賃貸住戸であることから、水回りは全て一新をしました。清潔感の印象が強くなる水回りは入退去の際の印象を大きく分けます。

    ワンルームの構成とし、躯体のみの最小限の間仕切りとしました。内部建具もほぼ設けておらずカーテンなどによって緩やかに仕切る構成としました。広さを感じやすく、入居者が自由に暮らしを表現できる空間です。画一的な賃貸住戸ではなく、自分らしさを作ることができます。

    床材は天然木材のフローリングを採用しています。オークの乱尺の表情が躯体の表情と親和性が高くなりました。賃貸ではメンテナンスを優先してプリントのフローリングが採用されがちですが、足触りと空間性を優先した素材選択とすることで、住むことの気持ち良さを大切にしています。

    躯体は壁を少し黒の入った白塗装とし、天井は少し白の入った黒として、柔らかいモノトーンが表現されました。コンクリートの質感に寄せる塗装となりました。

    天井から物干し金物と玄関の傘立てはスチールで製作していただき、手作りの風合いが生まれました。人の手で触れる場所こそ、手作りで在ることも大切だと感じます。

    人口減少が始まり、今後も住戸のストックが増え続けていきます。リノベーションはますます産業化をしていきます。一度のリノベーションで完結せずに、空間のリセットを行い、次の可能性を広げる結果を目指しました。新しい入居者が暮らしを楽しんで頂ければ幸いです。。

     

     

     

    <設計概要>

    所在地:大分県大分市

    主要用途:賃貸住戸

    意匠設計:伊藤憲吾建築設計事務所 担当/伊藤憲吾、森悟

    施工:株式会社 是永ホーム 担当/秋吉勇

    写真撮影:森悟

    構造・工法 主体構造:RC造(1室)

    延べ面積:47.35㎡(内法)

    工程:設計期間 2023年10月~2023年12月、工事期間 2024年1月20日~2024年3月30日

    <仕様>

    床:オークフローリング

    壁:既存躯体現しクリア塗装、AEP塗装

    天井:AEP塗装

    (設備システム)

    キッチン:プレーンK(サンワカンパニー)

    浴室: パナソニック

    便器: パナソニック

    洗面脱衣室: グラム(サンワカンパニー)

    空調冷暖房:

    換気:第三種換気

    給排水:上水道、下水道

    給湯:LPG